パリ、ジュテーム(Paris, je t'aime)
ずっと気になってた『パリ、ジュテーム』を鑑賞。
全18の、地区ごとの短編映画集。
特に大きな事件は起きないけれど、物語の最初と最後では確かに何かが変わっている。
一つ一つ本当に短くて、5分ぐらいずつしかない。でもひと作品見終わるとちゃんと達成感のようなものは感じる。
何だろう。
一番最初の作品を分析してみよう。
パーキングの数が少なくて、ラジオもつまらないし、パリなんて最悪な街だと呟く男性。
彼は自分に自信があるし、満足もしてる。
ただし彼の世界は車の中だけ。
道ゆく人をバックミラーで見つめる。
と、倒れた女性を見つけ即座に助ける。
イルカの話をする男性。
素敵な靴ですね。
禁煙治療に女性を送り、物語は終了。
・イルカの話は何だったの?
・靴を褒めたのはただ単に間を埋めるため?
考察・・・パリに対して悲観的で、車の中だけを自分の世界としていた男性が、外の世界に生きる女性を車の中に入れることで自分の世界を壊し、新たな人生を歩み始める、、、。
どうかなあ。
こういうオムニバス的なやつ、一人で勝手に作っても楽しそう、と思った。
ありがとう!